第12話 キミの名は…?
三志郎至上主義の私ですが、実は11話〜13話の三志郎は正直、苦手です。
鬼仮面と対比させるためとはいえ、あれはないだろー!と言いたい。いっそねいどが作った
偽者の三志郎なんじゃないかと疑いたくなるほど別人…(涙)
んが!12話だけは、後半の一部を除いて、本来の三志郎らしいので大好きなのです。
それはつまり、
天然総攻の手腕を、あますところなく見せつけているという
こと。
栄えある今回の犠牲者は、きみどりです。









アヴァンから、伏し目で登場〜の、お色気担当、不壊たん。
のっけからウタ姉さんに苛められてますね。
気にしていないように見せて、気にしてることが丸判りな不壊が可愛い(笑)
この二人の因縁って、何だったんだろう?と未だに気になっているのですが、おおかた、
幼稚園とか小学校の同級生で、女子のリーダーだったウタに、さんざっぱら不壊が
苛められてた
とか、その辺りなんじゃないでしょうか。
何をやってもウタには敵わなくて、終いには、

「アンタはあたしには一生勝てないんだよ!」
と傷口に塩を擦り込まれるようなことを言われて、根深いトラウマになってるとか。
この二人ならありそうですよ。

そんな過去が偲ばれるような二人のやり取りをよそに、三志郎様は、ついにヒロイン・
きみどりに手を……!(←まだ出してません)

この話、
三志郎の手管がよーく見えて、なかなか興味深いのです。
どうやら、三志郎の「落とし」のテクニックは、

@あけっぴろげで気さくな態度で、相手の警戒心を解く。
A相手の核に触れる(ような質問をする)。ただし、「嫌なら無理に受け
 入れなくて良い」という、選択肢を与えることで、相手にゆとりを持た
 せる。
B相手が弱い部分を見せたら、傍に寄り添い、荷物を一緒に背負う。


このフローで進んでいるようです。
更に、三志郎がすごいのは、これら@〜Bを全く無意識に
行っているということ!
これはすごいよ!無敵の帝王だよ!
それと、冒頭で、きみどりに対して「お前」と呼びかけて、すぐに「キミ」と言い直してますね。
こういう品の良さも、モテポイントの一つかも。品は良いに越したことはないのだ。
いっそ大人になったら、
「モテ男になるには講座」でも開けば良いんじゃないか…とも思いました
が、きみどりに対撃の説明している様子を見る限り、理路整然とした説明は向かない人ですね(汗)

さてさて、すっかり迷い道の中で忘れてしまった不壊を思い出すくだりですが…一つ言っていい
ですか?
……どこから忘れてたの???
少なくとも、11話の途中までは覚えてたよね?とってつけたような記憶障害(ちょっと語弊が…)
に、「え?忘れてたの?」と、素でびっくりしました(苦笑)

そして記憶は甦る……あの日のあの人との思い出が走馬灯のように駆け巡る〜。
あそこできみどりが手を貸してくれなかったら、あれっきり離れ離れだったかもしれないんだよね…
と涙ぐみそうになりながら、ふと思った。

これは、エイ●ックスの罠だ。

だって、放映をこのあたりから見始めた人は、三志郎と不壊の
愛の軌跡をチラ見させられる
わけで、ほぼ間違いなく、「これまでの出来事を知りたい」と思うじゃないですか!
ビデオ屋走っちゃうよね……罠だ……。

再会した時の、
ア・レvについては、もう何も言うことはありません。
「さんっ……兄ちゃん」
傍で一緒に見ていたEngineさんが、「今、めっちゃ嬉しそうだったんですけど、この人!」と
爆笑してましたが、いや〜、ホントに嬉しそうでしたねv
あんなに目をかぱーっと見開いちゃって、アンタ、どれだけ嬉しかったのよ(笑)
あれだけウタさんに苛められた後だったから、ホントはきゅんきゅん泣いて抱きつきたいくらい
だったんじゃないでしょうか。(でもまだツンデレのツンが68%くらい残ってるんで、出来ない)
そんな不壊たんに言ってあげたい。
素直になれよ。そうすれば楽に生きられるぞ。


【おまけ】
後半で、鬼仮面が「灼銅の鬼仮面…とでも呼ぶがいい」と言ってますが、あれを三志郎が
素直に受け入れて、毎回「灼銅の鬼仮面」「灼銅の鬼仮面」と呼んでいたら、えらいくどかった
と思います。
表記するなら、
「(略)鬼仮面」としなきゃいけないのかな?「鬼仮面(仮)」


2007.7.9 up